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zoom RSS 「首相」「外相」「法相」「文相」・・・「枢相」という日本的伝統すら理解できなくなったマスコミ人たち

<<   作成日時 : 2007/08/16 07:14   >>

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マスコミ人が一般人向けに話しているときに「総理」「総理大臣」と変な省略形を使っているのを大変奇異に感じています。


* 単純に考えても、「内閣(政府の最上層部)」に上がってくる案件を総(すべ)て理(ことわり)をもって対処していく、あるいは理(おさ)める「大臣」が「内閣総理大臣」です。従って、「内閣」を外して、「総理」・「総理大臣」などと省略形を使って表現していること自体が問題です。


* その上、「首相」という言葉が「内閣総理大臣」の意味で最初からあるので、意味が「内閣総理大臣」よりも大きくなり過ぎてしまう省略形を使う必要性がありません。


* 「首相」(議院内閣制の政府の最高責任者に対する世界標準での正式名称)


* 「内閣総理大臣」(明治憲法以降の、日本国首相のみに対する正式名称)


* 本質的な問題としては、政党のトップを誰にするかという問題においても、内閣の首班を誰にするかという問題においても、一般国民は、マスコミ人を含め、政党トップや内閣総理大臣を選んでいるわけでは決してないという実際的な仕組み、実際的な距離を無視してしまっているという問題があります。


* そのため、マスコミ人が、あたかも、自分自身が小泉純一郎総理総裁や安倍晋三総理総裁を選出した自民党国会議員であるかのように「総理」「総裁」という言葉遣いをしていると、感情移入し過ぎ、あるいは、無知故に変に通ぶってる、あるいはその両方、と考えざるを得ません。違和感を覚えるわけです。


* もちろん、公正な態度を心懸けている場合、無知でない場合は、「首相」「内閣総理大臣」のいずれかを使えば、どんな報道でも十分事足ります。


あたかも首相におもねらなければならない卑屈な事情でもあるかのように(与党の国会議員)、
それでいて、失礼な略称を使わなければならない悪質な事情でもあるかのように(野党の国会議員)、
「総理」・「総理大臣」という中途半端な略語を無神経に使う無教養なマスコミ人がテレビ関係を中心に非常に増えて来ています。大変心配な傾向です。醜悪でさえあります。彼らは生まれてからこのかた、新聞をほとんど読んだことがないということをわざわざ世間に自己証明しているだけのようなものだからです。そういうドアフォたちには、そもそも公共放送を使って政治関係のニュースを解説してよい資格は全くないのではないかと思います。


* 最もひどいのがテレビ朝日。ここのテロップ等を入れている人たちは異常なほどレベルが低い。それでいて、レベルが非常に高いつもりでいるらしい。無知とは恐ろしい。
* 新聞をしっかり読んでいる人が多い、あるいは、歴史的経緯をそれなりに知っている人が多い、ということが最もハッキリ分かるのがNHK。まっ、しかし、当然といえば当然か・・・。


* 1871年(明治4年)6月25日から木戸孝允(西郷隆盛・大久保利通推薦による筆頭参議)・西郷隆盛(木戸孝允推薦による参議)の二人参議による参議内閣制。さらに、同年7月14日から、木戸推薦による大隈重信、西郷推薦による板垣退助が木戸・西郷の承認により同時に参議として加わり、薩長土肥主導の参議内閣制。この参議内閣制が Prime Minister (首相)を首班とする大臣内閣制まで続く。この「参議」や「大臣」の別称が古来、「宰相」。


* 1885年(明治18年)12月22日から伊藤博文(内閣総理大臣)による大臣内閣制。


* 1885年当初から、日本人の知恵として、「首相」・「法相」・「蔵相」・「外相」・「内相」など各々の大臣に対する歴史的・伝統的な正式名称が発生・定着しています。


* 「内閣総理大臣」という名称を創始した伊藤博文自身が、その前に、「首席宰相」「首席参議」「首席大臣」という意味で「首相」という言葉を創始しているぐらいです。もちろん、「首相」は、Prime Minister の正式な日本語訳でもあります。日本国内における「首相」の場合だけ、「首相」「首席大臣」等を正式名称にしたりすると僭越な印象を与え、国内で角が立つ危険性があったので、もっともらしく「内閣総理大臣」と言い換えたに過ぎません。ここで最も重要なことは、他の大臣名とは異なり「内閣総理大臣」の場合だけ、わざわざ「内閣」を冠しているという点です。この意味を理解できない人たちが、首相の記者会見や首相への国会質疑でもないのに、「総理」「総理大臣」と滅茶苦茶な言い方を平気でしてしまうわけです。


* また、こういう人たちは、すべての「参議」「大臣」には、廟議(びょうぎ)ないし閣議において、「内閣総理大臣」的に発言したり主張する権限と責務があるということを全然理解していないように思われます。


* おまけに現在、「内閣総理大臣」は「内閣府」の長でもあるわけですから、「内閣府総理大臣」でもあります。よって、もし「内閣総理大臣」を「文科大臣」「厚労大臣」「農水大臣」などのように他の大臣名に倣(なら)って省略するのであれば、「内総大臣」が妥当ということになります。しかし、そういう必要性すら元々ありません。


1885年から。
首相 (しゅしょう)=内閣総理大臣
法相(ほうしょう)=司法大臣
文相(ぶんしょう)=文部大臣
外相(がいしょう)=外務大臣
内相(ないしょう)=内務大臣
蔵相(ぞうしょう)=大蔵大臣
農相(のうしょう)=農商務大臣→農林大臣→農商大臣
逓相(ていしょう)=逓信大臣
陸相(りくしょう)=陸軍大臣
海相(かいしょう)=海軍大臣
書相(しょしょう)=内閣書記官長

枢相(すうしょう)=枢密院議長

商相(しょうしょう)=商工大臣
需相(じゅしょう)=軍需大臣
亜相(あしょう)=大東亜大臣

* 宰相(さいしょう)の昔の表記は「さいさう」。「○相」の読みは「○そう」でも間違いではないと思いますが、現在、宰相の読みは「さいしょう」なので、全部それに合わせました。

○○○○大臣を漢字二字に揃え、かつ失礼のないような表現方法で言い換えるという日本人の伝統的な智慧を引き継げば、
2007年現在では、以下のようになると思われます。

衆相=衆議院議長
参相=参議院議長

首相(しゅしょう)=内閣総理大臣
法相(ほうしょう)=法務大臣←司法大臣
文相(ぶんしょう)=文部科学大臣←文部大臣
外相(がいしょう)=外務大臣
総相(そうしょう)=総務大臣←総務庁長官←総理府総務長官
財相(ざいしょう)=財務大臣
農相(のうしょう)=農林水産大臣←農林大臣←農商大臣←
厚相(こうしょう)=厚生労働大臣←厚生大臣
産相(さんしょう)=経済産業大臣←通商産業大臣
土相(どしょう)=国土交通大臣←国土庁長官
環相(かんしょう)=環境大臣←環境庁長官
衛相(えいしょう)=防衛大臣←防衛庁長官
房相(ぼうしょう)=内閣官房長官
安相(あんしょう)=国家公安委員会委員長
特相(とくしょう)=内閣府特命担当大臣

務相(むしょう)=国務大臣

北相(ほくしょう)=内閣府特命担当大臣北方対策担当←北海道開発庁長官?
沖相(おきしょう)=内閣府特命担当大臣沖縄対策担当←沖縄開発庁長官?

〔以前あって、今ないもの〕
郵相(ゆうしょう)=郵政大臣
治相(ちしょう)=自治大臣
科相(かしょう)=科学技術庁長官
労相(ろうしょう)=労働大臣
運相(うんしょう)=運輸大臣
建相(けんしょう)=建設大臣
行相(ぎょうしょう)=行政管理庁長官←行政調査部総裁
経相(けいしょう)=経済企画庁長官←経済安定本部総務長官
北相(ほくしょう)=北海道開発庁長官
沖相(おきしょう)=沖縄開発庁長官
副首相(ふくしゅしょう)=無期限の辞令等により次席宰相としての首相臨時代理を保証されている国務大臣
《2000年4月2日、小渕恵三首相(当時)の脳梗塞による緊急入院・執務不能を受け、2000年4月14日以降、原則的に、副首相=房相と規定されている。)

* 「副首相」と「副総理」について。
 日本語の意味としても、日本語の表現としても、「副総理」は大間違いでしょう。「副総理」よりも「副首相」のほうが断然正しいことは余りにも明らかです。なぜなら、「内閣総理大臣」という正式名称がある以上、「副総理」などと表現すれば、あたかも「内閣副総理大臣」のような正式名称や制度が既にあるかのようになってしまいますが、そのような正式名称もそのような制度も実際には無いからです。
 また、誰でも何でもどのようにでも「総理」していいわけですから。例えば、首相や外相でなければ外交問題を総理してはいけないなどということはあり得ないし、同時に、首相や厚相でなければ医療問題や労働法制の問題を総理してはいけないということもあり得ません。
 これに対し、「副首相」であれば、「首相」そのものが日本の法令上の正式名称ではないことがそのまま幸いするし、「首席宰相」ではなく「次席宰相(首相に次ぐ宰相)」であり「首相代行(首相の代わりを務め得る宰相)」であるという意味が単純に表現できます。
 この単純な問題も、日本の戦後のマスコミ人たちが、いかに政権と適度な距離を取っていないか、いかに適度な公正さを保っていないか、という異常な愚かさの一端を見事に象徴しています。この愚行は、遅くとも60年安保の前から始まっているようです。


* 土相=国土交通大臣に関して。
 「国相」では、「国務相」と大変紛らわしいし、他の大臣が国務相ではないような印象になるので消去。
 「交相」では読みが「厚相」と同じになり、意味が「外相」みたいになって紛らわしいので消去。(三字の「国交省」・「国交相」という省略語が、そもそも意味的に問題。三字なら「土交省」・「土交相」あるいは「土通省」「土通相」にすべき。)
 「通相」では、かつての「通相」(通商産業大臣)と大変紛らわしいので消去。
 以上の消去法と、地震大国であることをゆめゆめ忘れるな という意味で国土交通大臣を「土相」としました。他の「宰相」的別称についても同様。


* 「副大臣」の場合は、「○相」の前に「副」を入れるだけです。例えば、「副文相」、「副厚相」、「副土相」。


* 「大臣政務官」の場合は、「○相」の後ろに「政務官」を入れるだけです。例えば、「文相政務官」、「厚相政務官」、「土相政務官」。


* 「次官」「事務次官」「政務次官」の場合は、「宰相」のすぐ下の人という意味なので、「宰相」の「相」をもはや使いません。例えば、戦前までは「文部次官」、中央省庁再編前の2001年1月5日までは「文部事務次官」、「文部政務次官」、中央省庁再編後の2001年1月6日以降は(政務次官は副大臣と政務官に取って代わられ、「次官」は事務次官しか存在しなくなったので)「文科次官」。


以上、中央省庁再編や小泉劇場の後遺症に、いまだに日本のマスコミ人たちが全く対応できておらず、しかも、明治のマスコミ人たちよりも明らかに劣化してしまっているという大変恐い話でした。そのうち、マスコミ人全員を教育再生しなければならない、とか、マスコミ人全員を免許更新制にしなければならない、とか、そういうとんでもない話になってしまう危険性があると十分思われます。やれやれ。((((;゜Д゜)))ガクガクガクブルブルブル



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コメント(7件)

内 容 ニックネーム/日時
はじめまして Harryと もうします。 わたしは 漢語が よく わからないのですが 日本が 参考にした British parliamentの 英語の 方が わかりやすいです。〜 ministryが あって, その topが 〜 ministerで そして 第1 ministerが Prime Ministerです。 でも 個人的には Americaの 英語の 方が 好きです。Department of 〜, Secretary of 〜 and The President..
Harry
2007/08/17 10:26
実に鋭い御指摘、ありがとうございます。字数制限(500字)のため、

アメリカの病の理由: President >> Secretaries and Assistants
http://miyakobito-kidotakayoshi.at.webry.info/200708/article_3.html

でお答えしました。
弟子の弟子
2007/08/18 14:52
総理が好まれるのは「しゅしょう」より「そうり」のほうが発音しやすいからじゃないですか。

外交文書でも「総理大臣」の訳を用いているものもありますし、北朝鮮では「内閣総理」、韓国では「国務総理」、中国では「国務院総理」が首相に相当する官の正式名称で、略して総理と呼ばれています。これらの国では外国の政府首班も総理と訳されます。

国務を総理する人だから総理、で何の問題もないように思いますが。
ぺたんてぃっく
2008/09/06 11:49
言葉の遊びだな、と。失敬。
あまり面白くないです。
2009/07/12 09:46
長ったらしい大臣名や長ったらしい法律名や長ったらしい会議名こそ、「言葉遊び」の最たるものだろう。実用的でない上に、立派な中身がないことを上っ面の言葉遊びで誤魔化せると勘違いできるほどの低脳には、所詮、分からんだろうが・・・・・。

長ったらしい大臣名や長ったらしい法律名や長ったらしい会議名こそ、最低最悪の愚民化政策!

政治家や公務員たちはマスコミ人や国民全体だけでなく自分たち自身で自分たちを愚民化し続けている。そして最低限の役割すら勝手に忘却し始めている。よく見てみろ、今の政治と行政と司法の体たらくぶりの本質を!
わし
2012/06/13 00:34
ぺたんてぃっく さんへ

「総理」が本当に「総理」できてるんなら、「総理」と呼ぶことに何の問題もないだろう。

しかし、六法全書の分厚さだけ見ても、「総理」なんて呼ばれていいほどに「総理」をできる超超ウルトラ弩級大天才なんて、この世にはまず存在し得ないんだよ。もし、そんな「総理」ばっかりだったら、公務員数を軽く10分の1以下にできるはず。

だから、「内閣総理大臣」や「首相」という名称は分相応な、何の問題もない呼称ということになるが、(「内閣」を省いた)「総理大臣」「総理」というオベンチャラ丸出しかつ低脳丸出しの呼称を平気な顔して使ってる輩どもは亡国奴か亡国奴の一歩手前の可能性があるとわしは思っておる。

大統領や首相は大統領や首相をそれ相応にやってくれれば十分。全知全能の神でもない限り、「総理」なんてできなくて当たり前。

あたかも「総理」できてる人であるかのように与野党の議員たちが互いに妄想し合ってる図が滑稽で面白くてたまらん!ていう人以外は、「総理」「総理大臣」なんていう低脳丸出しの亡国奴的な言葉をさっさと死語にするべきだろう。

マスゴミにいつまでも踊らされてるんじゃない!と言いたい。
わし
2012/06/13 04:33
Wikipediaで荒らしをしていたのはあなただったんですね。
荒らしダメ
2016/12/07 01:34

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